2016年11月25日

第60章・外に働きに行ける人は、この生き方を選ぶべきではない

<第60章・外に働きに行ける人は、この生き方を選ぶべきではない>

第1章で、このブログは健康的な理由で外に働きに行けない方向けに書いてる事をお知らせし、「外で働ける方は、この生き方を選ぶべきではない。」と警告しました。
外で働ける方は、このままブログを読み進めても、時間を潰すだけです、と。

それでも、このブログを読み進め、本来なら外で働けるのに、安易に自宅で働いて生きていこうと思い始めた方もいるかもしれません。
しかし、それは第1章でも書いたように、あなたの人生の選択肢をかなり狭めるだけで、おすすめできないのです。
肉体や精神の不調が長く続き、もう外ではまともに働く事ができないという、『他に働いて稼ぐ方法が無い』方はこの生き方を選ばざるをえませんが、本来外で働ける方は、この生き方を絶対選ぶべきではありません。

外に働きに行く場合、一定期間就職口が見つからない事もありますが、それでもじきに就職でき、その月から給料が入ってくる事になります。
一方、自宅で働く場合は、金を稼げる技術を習得できるまで、毎日朝から晩までみっちり時間をかけて頑張っても、ニ、三年は無給や、稼げても小遣い程度の稼ぎしかない、という事になります。
比較的技能習得までの期間が短いアプリ開発にしても、毎日みっちりプログラムの勉強をすれば一年もあれば習得できますが、実際アプリ開発でそれなりの収入を得る事ができるようになるには、開発者の知名度の上昇や、公開しているアプリの数がそれなりに増えて、無料アプリの広告収入や有料アプリの販売収入がわりと安定して入ってくるようになるまで、それなりの年月がかかるのです。


さらに、各分野ではキャパシティ(その分野で食べていける人の数)の問題もあります。
小説を書いて食べていく、漫画を描いて食べていく、イラストを描いて・・・、アプリを作って・・・、いずれにしても、すでにその分野で頑張っている先達が数多くいて、そこへあなたは飛び込んでいく事になります。
誰でも物を作れば必ずそれなりの収入になるわけではなく、きちんと『売れるツボ』をふまえ、『客の満足度が高いような作品作り』を心がけ、作った物がより多く売れるよう、公式サイドなどで販促をする、などなど、色々苦心しないといけないのです。
別の章では、「作品がきちんと売れるようになるためには、『世の中で売れている物は、何が受けているか?』をきちんと毎日研究しましょう」とも書きました。

そういう色々な事をやってきちんと食べていけるようになる人もいれば、残念ながら要領が悪くて結局この生き方では食べていけない方もいるでしょう。
私としては、ここを読んでくれた方が全てきちんと食べていけるようになるのを希望しますが、残念ながらこのブログで書いた方法でも結局食べていけない方が中には出てくるのが事実なのです。
そういうところへ、『外でも働ける方』が一度きりの自分の人生を賭けてまで飛び込むべきではないと思うのです。
「自宅で働けるのは楽そう」など軽々しく思わないでください。

給料の高い低いはあるでしょうが、外には働き口がいっぱいあります。
また、年が若いほど色々な職種につく事が可能です。
肉体や精神が健康で外で働く事が可能な方は、自宅でいたずらに月日を潰すよりも、一日でも早く外で働き口を探し、就職すべきです。
若い頃なら就けた仕事も、年を取ると門前払いになってしまいます。
貴重な若い頃の月日を、自宅でのんびりすごしてどんどん潰していくべきではないのです。


さて、このような事を書いて、外で働く事ができず、自宅で働いて生きていこうと思った方々の意欲を大いに削いだかもしれません。
「この生き方では、全員が食べていけるようにならないかもしれない……」と。
せっかく今までの章で、「よしっ、自分はもう外では働けそうもないけど、自宅で頑張って働いて食べていくようになるぞ」と意欲満々になった方にとっては、かなりくじける内容でしょう。

でも、落ち着いて考えてみてください。
『自分はもしかしたら、朝9時から午後8時まで毎日頑張って、数年かけて技能を習得しても、もしかしたらそれでは食べていく事はできないかもしれない。』・・・・と思い、結局このまま何もせずに、いたずらに毎日時間をどんどん潰し続けるのですか?
今何もしなかったら、二年後も三年後も五年後も十年後も、それ以後も、あなたは金を稼ぐ手段をもたず、家で時間を潰し続けるだけですよ?

「自宅で働くのはあきらめ、これから毎日運動や精神修養をして、精神や肉体を健康な状態にもっていき、外に働きにいけるようになろう」と発起するのもいいかもしれません。
でも、それができず、肉体や精神の不調でもう外ではまともに働けそうにない方は、この生き方を選ぶしかないのです。

将来を悲観して(あるいは将来の事を無視し続けて)、結局毎日なにもせずに時間を潰し続けるよりも、「自分は絶対将来これで食べていけるようになるんだ。そのために必死になって頑張るんだ」と奮起しながら、毎日己の技能を磨いていく事の方がはるかに前向きでしょう?


自宅にひきこもり続けるのでも、「自宅にいながらでも、毎年それなりの額を稼げる」と、「稼ぎはゼロか、ほとんど稼げない」では、家族の感じ方も違います。
前者の場合、親はもう何も心配しません。
しかし後者の場合は……。


それでも温かく(あるいは腫れ物に触るように)家族が対応している間は問題ないでしょう。
でも、やがて将来を悲観した高齢の親が子供をある日突然殺す事になったり、日常の会話で働いていない事が原因で口論になり、衝動でつい子が誤って親を殺してしまったりと、そういう悲しい事件が実際にたびたび起こっているのです。
あなたの家庭でも、それが起こらないとは限りません。

幸い親が寿命で死ぬまで何事もなくても、その後の生活は、金を稼げる能力がないので、どんどん親が残してくれた金が減っていき、やがて悲惨な最期を迎える事になるのです。

「このまま金を稼げない状態を長々と続けても、あなたにとってはまったく何の得にもならない」という事から目を背けず向き合うべきです。
それをしっかり認識し、今毎日たっぷりとある時間をきちんと有効に使って、今のうちに「自宅で食べていけるようになる能力」を獲得すべきです。
娯楽やネットなどでそれらの貴重な時間を毎日つぶし続けるなんて、とんでもない。

次章・馬鹿にできないドライアイと、その対策
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posted by ミカエル at 11:47| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第59章・作品には、『人の心を動かす何か』をきちんと盛り込むべし

<第59章・作品には、『人の心を動かす何か』をきちんと盛り込むべし>

漫画にしろ、小説にしろ、イラストにしろ、アプリにしろ、物を作って食べていく場合、必ず『買ってくれた人の心を動かす何か』を作品にきちんと盛り込むようにしてください。
それは感動だったり、笑いだったり、癒しだったり、ハラハラ・ドキドキなどの興奮だったり、キャラクターにはまる事だったり……。

あなたがどんなに時間をかけて作っても、作品自体に人の心を動かす要素が含まれていないと、買ってくれた人はただ時間と金を浪費しただけになってしまいます。
当然、そういう方はあなたの別の作品にはもう手を出さなくなりますし、低い評価レビューを投稿して、そのレビューを見た他の方にも作品は売れなくなってしまうでしょう。

世の中には、残念ながら締め切りを守るのに精一杯で作品を作ってしまい、人の心を動かす要素が何も入れられていない、あるいはそういうのが薄かったりする物があったりします。

小説や漫画では、物語がただ進めば人の心を打つわけではなく、きちんと計算して物語が面白くなるよう構成しないと、人を興奮させたり、感動させたりできません。
キャラクターについても、キャラがただ登場すれば読者がはまるわけではなく、読者がキャラにはまるようなエピソードをきちんと入れていかないとキャラは魅力的には映りません。
イラストレーションにおいても、人の心を動かす要素が絵に含まれていないといけません。

作品をしっかり作りこむ前に、漫画ではネーム段階で、小説ではプロット段階でそれらが含まれているかをしっかり検証するようにしてください。
アプリでも、製作開始時に、「完成したらどんな感じになるか?」をできるだけ具体的にイメージしましょう。

作品を作りこむ前にこれらの事を行って、「人の心を動かす物になっているか?」をきちんと確認してから作りこむようにしないと、時間がかかったわりにはあまり人の心を動かす要素が含まれていない残念な物を作る事になってしまいます。

次章・外に働きに行ける人は、この生き方を選ぶべきではない
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posted by ミカエル at 11:46| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第58章・漫画を売るためにやるべきいくつもの事

<第58章・漫画を売るためにやるべきいくつもの事>

このブログでは、健康上の理由で外に働きにいけない方に、どういう仕事をして食べていくかをご紹介していますが、その中には「漫画家として食べていく」というのも挙げました。

もし漫画家として食べていくつもりの方は、その前に以下の漫画の一巻を読んで、「漫画家の厳しい現状」を知っておくことをおすすめしたい。


ナナのリテラシー(鈴木みそ)

「おとなのしくみ」や「あんたっちゃぶる」、「銭」、「限界集落温泉」などの鈴木みそさんが描いた漫画で、一巻では出版不況と、いかに漫画家としてやっていくのはきついかが描かれています。
(作中で登場する漫画家は、いちおうみそさん自身をベースとしたフィクションの漫画家ですが)


漫画家は、ものすごく売れている漫画家が一部いますが、実際は『頑張っているのに報われない』というケースが多く、「とりあえず漫画を出せば誰でも食べていける」という状況ではないのです。


多くの方がご存知のように、年々出版物の売り上げは低下していっています。
昔は電車の中などで漫画雑誌を読む人が多くいましたが、今は携帯やスマホなどに取って代わられ、時間潰しできる無料アプリも多々あり、そのせいで漫画に触れる人は減り、それに応じて雑誌やコミックの売り上げも低下していっています。
電子書籍市場は拡大を続けていますが、印刷物の売り上げ低下をカバーできるほどには成長していません。

通常の出版社から本を出すだけでなく電子書籍版も同時に出しても、多くの漫画家は思ったほどに本が売れず苦しんでいます。
ましてや、自己出版で電子書籍のみで漫画を出していく場合は、さらに厳しい状況になるでしょう。

漫画に限らず色々なジャンルで娯楽は世の中に溢れていて、「なんとなく面白い」程度の作品を出しても読者はつかめません。食べていけません。


・購入してくれた読者が満足できるような良い漫画を描く
・キャラかストーリーどちらかで強く惹きつけるような魅力ある作品を作る

をやるのは当たり前です。
一話一話が勝負だと思い、「いかに買ってくれた人を楽しませるか」に腐心して作品を作っていかないといけません。
以前の章で書いたように、「いかに読者を楽しませるか」を日々研究して作品の質を上げていく必要があります。

そして、そういう良い作品を作っただけでは、今の時代漫画は売れません。
というか、昔から「作品としては良かったのに、いまいち知名度が低くて売れずに終わった漫画」は世の中には沢山あるのです。

「魅力ある漫画を描く」と同時に、「その漫画の認知度を上げる方策をきちんと打つ」というのを欠かしてはいけません。
漫画家として食べていきたいなら、『この二つはどちらも欠かしてはいけない物』と肝に銘じてください。


漫画の知名度を上げる方法として作者が取れるのは「ブログでちょっとした短めの漫画を描いて不定期でアップし続ける」や「出すコミックの一部をブログなどで載せて読んでもらう」など、以前の章で紹介した方法があります。
漫画を気に入ってもらうには、やはり『読んで作品を気に入ってもらう』のが一番なのです。
無料で作品や作中のキャラに触れてもらえるような場を設けるべきです。
そういうのにブログを使わない手はありません。

また、最近は電子書籍市場で一部の漫画の一巻が100円くらいの激安価格だったり、期間限定で無料で配布される事もあります。
一巻を安く(あるいは無料で)配布するのは一見損をしているように見えますが、それによって作品に触れてその漫画を気に入ってくれる人を増やせるなら、その損は簡単に続刊の売り上げで取り戻せるのです。
また、安いからこそ通常の何倍も売れて、結局一巻だけ見ても作者の儲けは増える、という事もあります。
なお、一巻は期間限定といわず、ずっと安い値段で販売し続けた方がいいでしょう。

ただし、一巻だけでなく、何巻にもわたって漫画を期間限定で安く売るというのはやめておきましょう。
最近は、一部電子書籍サイトで、たまに複数巻にわたって安値販売セールをやってるのを見かけますよね。
「期間限定で、全巻がなんと50%や70%OFF!!」みたいに。

これをやってしまうと、すでに漫画を通常価格で何巻も買ってくれた読者に「損をした」と思わせてしまいますし、「今後この作者が出す漫画は、どれも後で安くなるんじゃないの?」と思われてしまい、以後出すコミックの売り上げを大きく落としてしまう事になりかねません。
安値販売で一時的に売り上げが伸びても、それで今後の売り上げを低下させてしまったら意味がないのです。
安く売るのは、シリーズ漫画の最初の一巻だけにしておくべきです。

一巻を無料や安く配布する以外にも、その漫画がこち亀などのように一話完結で構成されているような漫画の場合は、漫画の販促のためにより抜きのエピソードを集めた巻を出し、それを「お試し版」や「選り抜き版」という形で無料や100円という安い価格で配布するのもいいでしょう。
続き物のストーリー漫画でも、箸休め的なエピソードがあるでしょうから、そういう部分をまとめた巻を安く(あるいは無料で)出してキャラを気に入ってもらうのでもいいでしょう。
(できれば巻末に、映画のプレビュー版みたいに、カットを寄せ集めて本編ストーリーやキャラをダイジェストで紹介するページも収録しておくとコミックの販促になるかと)

選り抜き版を出す場合は、すでにコミックを買ってくれた人が間違って買わないよう、「この巻はより抜き版です。内容の一部は既刊と重複しています。」という商品紹介は忘れないようにしてください。


以前の章でも紹介しましたが、漫画を出す場合、1巻で終わる単巻型の漫画を何冊も出していくよりも、同じキャラが何巻にも渡って登場する通常の続き物の漫画を出す方が、本は売れるのです。

夕凪の街 桜の国
星守る犬

のように、単巻型作品でも売れた漫画もありますが、こういうのは基本的にキャラが一冊ごとにリセットされるため、以後に出す別作品の売り上げ増にはあまりつながりません。
(もちろん、これらの作品を読んで作者の別作品に興味を持って買った人もいるでしょうが)

何巻も続いている作品の方が、色々なエピソードでキャラをより気に入ってもらえますし、一度キャラにはまった読者は続刊を望んで買ってくれるのです。

漫画で食べていきたいなら、ストーリーで楽しませるのも大事ですが、いかに魅力あるキャラ・エピソードを盛り込むかに特に力を入れた方がいいです。
キャラにはまった人は、その漫画の絵を描いてブログや絵投稿サイトなどでアップし、より多くの読者を呼び寄せてくれたりもするのです。
魅力あるキャラにするには、「外見」「言動」だけでなく、いかに作中にそのキャラを親しませるエピソードをきちんと盛り込むか、そのエピソードが読者の心を動かすかが大事です。


このような感じで、漫画で食べていくつもりの方やすでに今現在漫画家として頑張っている方は、『作品の質向上』に気を配るのと同時に、『その漫画を売るためにできる事は全てやる』ようにすべきです。

雑誌連載作品の中には、出版社に本を売るのをまかせっきりで、漫画家自身はブログなどを有効に活用していないケースを多々見かけます。
本を一冊でも多く売るために、ブログの方で漫画の一部を読ませたり、描きおろし漫画やイラストを不定期にアップし続けたり、出版社に「電子書籍版の一巻だけ安く売って作品を気に入る人を増やせないか」と話を持ちかけるべきだと思うのです。

ましてや、出版社に頼らず個人で漫画を出して食べていく場合は、もっとそういう事にきちんと気を配らないと食べていけません。

次章・作品には、『人の心を動かす何か』をきちんと盛り込むべし
(クリックすると次章に進みます。)



posted by ミカエル at 11:45| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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