2016年11月24日

第21章・各作品には広告スペースを設けるべし

<第21章・各作品には広告スペースを設けるべし>

昔の小説を読んでみると、巻末には同じ作者や別の作者のいろいろな作品が、短いあらすじとともに数多く紹介されていたりします。
4ページに渡って、20くらいの作品があらすじ紹介されている・・・みたいに。
巻末にこういうページが設けられていると、ここを見て、その中で気になった作品が見つかり、その小説を買うようになる・・・というプラス効果があるのです。
「本の巻末に、別の作品を紹介して興味を持ってもらうための広告ページを設ける」という事を、昔の本ではよくやっていたのです。

最近の本でもこれをやっている物は一部ありますが、大半は巻末には作者のあとがきだけ載せて、あとは何刷すったか示すページを載せて終わり・・・・というのばかりです。
(カバー部分に、作者の既刊をタイトル名だけ載せていたりはしますが。)
これは、すごくもったいない話です。

出版社は近年本の売り上げ低下に悩んでいますが、はっきりいって宣伝担当がまともに仕事をしているとは思えないですね。
「お前は、自分の出版社から出している本を1冊でも多く売る気があるのか?」と言いたい。


もちろん、現在は気になった本の内容は、出版社の公式サイトや書籍販売サイトでのあらすじ紹介、また個人が書いてる書評でも調べる事はできます。
でも、「作品の中で別の作品を紹介して、他の作品も知ってもらったり興味を持ってもらう」というプッシュ型の広告は、それとはまた別にやっておくべきなのです。
これをきちんとやってるのとやらないのでは、あなたが出した本の売り上げが結構違ってくるのです。


出版社に頼らず、個人で電子書籍を出す場合は特に、巻末にはできるだけ「あなたの他の本を紹介するページ」を盛り込んで、少しでも本が多く売れるようにしましょう。
現在出版社から本を出している小説家や漫画家も、せめて電子書籍版では、巻末にあなたの他の作品や続刊を紹介するコーナーを盛り込むように出版社に頼むべきです。


なお、この広告のページについては、多くても6ページくらいまでに抑えておいてください。
たとえば、160~180ページくらいの漫画なのに、巻末に広告スペースが10ページ~20ページくらいあると、買ってくれた読者の中にはものすごくうざく感じて、書籍販売サイトのレビューで、これが原因で低い点数をつけてしまう場合があるからです。
広告になるとは言え、読者の機嫌を損ねない程度に、控えめのページ数であなたの他の作品や次巻を紹介するようにしましょう。


広告ページは、より作品に興味を持ってもらえるようなデザイン・構成にすべきです。
たとえば、小説の場合は、あらすじの文章だけという簡素な物でなく、挿絵なども一緒に掲載するといいでしょう。
漫画の場合は、漫画のカット(コマ)を色々並べて、さらに煽り文章みたいなのも入れて、作品により興味を持ってもらうようにします。

映画の宣伝のために、1分くらいのダイジェストムービーが作られる事がありますよね。
「面白そうなところ」だけを次々と見せ、作品に興味を持ってもらう、と。
(実際の映画は、ダイジェストムービーを見て膨らんだ期待ほど面白くはなかった、という事はありますが)

映画の宣伝と同じように、「うわ、面白そう」と、広告ページを見た人が思うようなデザインを目指しましょう。
あなた自身が広告デザイナーになったつもりで、「どういうデザインにするか?」を考えてください。


このような感じで、小説や漫画、ミニ画集では、巻末に数ページの広告ページをできるだけ設けて、他のシリーズ作品や、続刊を紹介し、それに興味を持ってもらうようにするのです。
次巻案内については、新刊を出したばかりの時はまだ次の巻ができてないためすぐには掲載できないのですが、電子書籍の場合は「あとからページを追加できる」という利点があります。
そのため、たとえば漫画の5巻を出した後に、5巻のカットをちりばめた紹介ページを4巻の方の巻末に後から追加する、という事もできるでしょう。


電子書籍だけでなく、アプリでも同じように『自分の他アプリを紹介する広告』は盛り込んだ方がいいです。
アプリの場合は、起動時にランダムで他のアプリを紹介する画面を表示するという風にした方がいいですが、ただしそれは無料のアプリ(広告のクリックでお金を稼ぐやつ)だけにしてください。
有料アプリで金を払って購入したのに、起動のたびに毎回広告が入ると、相当うざがられて、アプリのレビューで低い点がつき、平均点を下げられてしまい、アプリの売り上げに悪影響が出ます。
一方、無料アプリの場合は広告を起動時や画面の隅に入れるのは半ば容認されています。

ただし、有料アプリでも、タイトル画面に「その他のアプリ紹介」みたいなボタンを用意し、それを押すと、他のアプリ紹介画面が表示される、というのは良いと思います。


小説にしろ、漫画にしろ、ミニ画集にしろ、アプリにしろ、作品販売については受身になってはいけません。
自分から「こういう作品もあるよ」と必ずプッシュして、より多くの方に他の作品にも興味を持ってもらうのが、結果としてあなたの収入を押し上げてくれる事につながります。
そのため、電子書籍の巻末や、アプリには他の作品を紹介する広告をできるだけ盛り込むようにしましょう。
きちんと食べていけるようになりたいなら、こういう点もなおざりにしてはいけません。

次章・大事なのは『年月』ではなく『時間』
(クリックすると次章に進みます。)





posted by ミカエル at 12:08| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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