2016年11月25日

第64章・ネガティブな思考は、実際に脳を萎縮させたり、うつ病を引き起こす

<第64章・ネガティブな思考は、実際に脳を萎縮させたり、うつ病を引き起こす>

物事をネガティブに考えるという事は、ただの精神活動的なものであり、そのため一時的にマイナス思考をしても体には害は無いように思われるかもしれません。

しかし、近年の研究では、ネガティブな思考を繰り返すと脳にも『物理的な変化』をもたらすという事が分かってきました。
日頃からマイナス思考を繰り返していると、脳の一部の細胞が萎縮していったり、特定の脳内物質の出方が悪くなったりなど、『脳が物理的に悪い風に変化していく』のです。
精神的な物だけで終わると思われた『思考』が、実は物理的に肉体(脳)に悪影響を及ぼし、どんどん悪化させていくのです。

そもそも、脳は色々な電気信号や脳内物質を自身が精製してやり取りしています。
ネガティブな思考をする時には特有の電気信号や脳内物質が生み出され、そういうのを脳の各細胞が受け取り続けると、脳に悪いダメージを与えてしまうのです。

体に傷をつけるなど、肉体的なダメージについては、それを受け続けるとダメージが蓄積されていったり、肉体が悪化していくというのは多くの方が普通に理解できている事でしょう。
実はそれは精神においてもまったく同じで、悪い思考を繰り返していると、脳に悪影響を与える脳内物質が分泌され、それが脳に直接ダメージを与え続け、どんどん脳組織を悪化させて、やがては精神の病気などを引き起こしてしまうのです。

コカインやヘロイン、LSD、合成麻薬、その他色々な脱法ドラッグや合法ドラッグ(法的に合法なだけで、実際は体に有害な物)などを定期的に摂取していると脳に物理的に悪い影響を与える・・・・・という事はほとんどの方が知っていて、「こういうのには絶対手を出したらダメだ。」と思っているでしょうが、脳自身が普段生成する脳内物質の中にも、同じような感じで脳の状態を物理的に悪化させる物がいくつも見つかっているのです。
それらはマイナス思考を繰り返しているとよく生成されるのが近年の研究で分かっています。


うつ病やその他の精神疾患については、遺伝により発症する物も一部ありますが、「マイナス思考を続けたせいで脳に物理的な変化をもたらし、結果それを引き起こしてしまった。」という事もあります。
こういう場合は薬物療法をして「脳に悪い影響を与える脳内物質が出ない(あるいは脳に良い影響を与える脳内物質を出す)」ように薬で仕向けるとともに、ポジティブに物事を考えられるように普段の思考を改善させ、脳を元の正常な状態に戻していくようにしないといけません。
(精神疾患の治療において、薬を途中でやめるという事は、また脳に悪い物質を出させ続ける事にもなりますので、個人の判断で服薬を中止せず、医師の指示通りきちんと薬は飲み続けるようにしてください。)

薬物療法を続けても精神疾患が長く改善されないという方は、薬があってないという可能性もありますが、そもそもマイナス思考を未だに続けてしまい、悪い脳内物質を出し続けて脳にダメージを与えるという事を繰り返してしまっている場合があります。

こういう風にイメージしてください。
風邪を治そうと風邪薬はしっかり飲んでいるものの、同時に寒空に体を晒し続けて、風邪をずっと長引かせている・・・・・こんな感じです。
これでは、治る物も一向に治りません。


現在は幸いうつ病ではなくても、過酷な労働環境(いわゆるブラック企業)で勤めて、毎日精神的にきつい状態になってしまうと、うつ病やその他の精神疾患になったり、自殺をしてしまう事になりかねません。
職場を選択しなおしたり、同じ職場で頑張る場合はできるだけポジティブな思考をしたり、ストレスを意識して日頃から発散するよう心がけて、脳にできるだけ悪い影響を与えないようにしてください。
自分にとって気持ちのいい音楽を聴いたり、テレビゲームをやったり、お気に入りの漫画や小説を読んだり番組を見たりして、嫌な事やストレスは、こまめこまめに吹き飛ばすようにしましょう。

繰り返しますが、マイナス思考は『物理的に』脳にダメージを与え、脳を悪い風に変化させてしまうので、日頃からポジティブな思考をするよう心がけてください。
嫌な事があっても、それをいつまでもくよくよ引きずらず、楽観的な思考を心がけましょう。


以前の章で、「作品を作る時は、ポジティブな気持ちで行え。『どうせ作っても、また売れないかも』というネガティブな気持ちになっても、あなたにとっては何の得にもならない。」という風にお話しました。

同じように、普段の生活においても、ネガティブな思考をするのは、あなたにとって大きなマイナスであり、脳を悪い風に物理的に変化させてしまうという事を知っておいてください。

余談ですが、認知症などでも、ストレスなどの悪い精神状態により、脳の状態がますます悪化する(認知症がより進行する)という事が分かっています。
認知症の介護などでは、どうしても思い通りにいかず本人に強く当たってしまう事もあるでしょうが、本人にできるだけ気持ちよい生活をしてもらえるように配慮する事が、結果として認知症の進行を遅くさせたり、場合によっては症状を少し改善して、介護者の助けとなったりするのです。
介護者自身も、イライラせず、「介護とはこういうもんなんだ」という感じで、どんな事があってもおおらかな気持ちで介護するようにすると、介護する方・される方双方にとって望ましい状態になります。
多くの方がいずれ直面する親の介護においては、『笑顔での介護』の気持ちを忘れないようにしましょう。


ただし「ネガティブな思考はするな」は、それイコール「過去の失敗や、今までの怠惰な生活を反省しない事」ではありません。
「マイナス思考」と「反省」は違います。
ポジティブ思考をするとともに、反省すべき事はきちんと反省しないといけません。
「朝9時から午後8時までの間についさぼって遊んだりネットをしてしまった・・・」とか、「今までのように時間を無駄に消費するだけのろくでなしな生活はダメだ」みたいに、きちんと反省しましょう。


「このまま毎日時間を潰し続けると、将来親が死んでお金が尽きた時に人生終了」というのは、毎日きちんと意識すべき事ではありますが、それ単体ではネガティブな思考で終わってしまいます。
その後には必ず「でも、今から毎日頑張れば、将来きちんと食べていけるようになるよ」というポジティブな思考をつけ加えるのは忘れないでください。

次章・やる気は、やり出すと出てくる事がある
(クリックすると次章に進みます。)





posted by ミカエル at 11:51| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。