2016年11月25日

第59章・作品には、『人の心を動かす何か』をきちんと盛り込むべし

<第59章・作品には、『人の心を動かす何か』をきちんと盛り込むべし>

漫画にしろ、小説にしろ、イラストにしろ、アプリにしろ、物を作って食べていく場合、必ず『買ってくれた人の心を動かす何か』を作品にきちんと盛り込むようにしてください。
それは感動だったり、笑いだったり、癒しだったり、ハラハラ・ドキドキなどの興奮だったり、キャラクターにはまる事だったり……。

あなたがどんなに時間をかけて作っても、作品自体に人の心を動かす要素が含まれていないと、買ってくれた人はただ時間と金を浪費しただけになってしまいます。
当然、そういう方はあなたの別の作品にはもう手を出さなくなりますし、低い評価レビューを投稿して、そのレビューを見た他の方にも作品は売れなくなってしまうでしょう。

世の中には、残念ながら締め切りを守るのに精一杯で作品を作ってしまい、人の心を動かす要素が何も入れられていない、あるいはそういうのが薄かったりする物があったりします。

小説や漫画では、物語がただ進めば人の心を打つわけではなく、きちんと計算して物語が面白くなるよう構成しないと、人を興奮させたり、感動させたりできません。
キャラクターについても、キャラがただ登場すれば読者がはまるわけではなく、読者がキャラにはまるようなエピソードをきちんと入れていかないとキャラは魅力的には映りません。
イラストレーションにおいても、人の心を動かす要素が絵に含まれていないといけません。

作品をしっかり作りこむ前に、漫画ではネーム段階で、小説ではプロット段階でそれらが含まれているかをしっかり検証するようにしてください。
アプリでも、製作開始時に、「完成したらどんな感じになるか?」をできるだけ具体的にイメージしましょう。

作品を作りこむ前にこれらの事を行って、「人の心を動かす物になっているか?」をきちんと確認してから作りこむようにしないと、時間がかかったわりにはあまり人の心を動かす要素が含まれていない残念な物を作る事になってしまいます。

次章・外に働きに行ける人は、この生き方を選ぶべきではない
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第58章・漫画を売るためにやるべきいくつもの事

<第58章・漫画を売るためにやるべきいくつもの事>

このブログでは、健康上の理由で外に働きにいけない方に、どういう仕事をして食べていくかをご紹介していますが、その中には「漫画家として食べていく」というのも挙げました。

もし漫画家として食べていくつもりの方は、その前に以下の漫画の一巻を読んで、「漫画家の厳しい現状」を知っておくことをおすすめしたい。


ナナのリテラシー(鈴木みそ)

「おとなのしくみ」や「あんたっちゃぶる」、「銭」、「限界集落温泉」などの鈴木みそさんが描いた漫画で、一巻では出版不況と、いかに漫画家としてやっていくのはきついかが描かれています。
(作中で登場する漫画家は、いちおうみそさん自身をベースとしたフィクションの漫画家ですが)


漫画家は、ものすごく売れている漫画家が一部いますが、実際は『頑張っているのに報われない』というケースが多く、「とりあえず漫画を出せば誰でも食べていける」という状況ではないのです。


多くの方がご存知のように、年々出版物の売り上げは低下していっています。
昔は電車の中などで漫画雑誌を読む人が多くいましたが、今は携帯やスマホなどに取って代わられ、時間潰しできる無料アプリも多々あり、そのせいで漫画に触れる人は減り、それに応じて雑誌やコミックの売り上げも低下していっています。
電子書籍市場は拡大を続けていますが、印刷物の売り上げ低下をカバーできるほどには成長していません。

通常の出版社から本を出すだけでなく電子書籍版も同時に出しても、多くの漫画家は思ったほどに本が売れず苦しんでいます。
ましてや、自己出版で電子書籍のみで漫画を出していく場合は、さらに厳しい状況になるでしょう。

漫画に限らず色々なジャンルで娯楽は世の中に溢れていて、「なんとなく面白い」程度の作品を出しても読者はつかめません。食べていけません。


・購入してくれた読者が満足できるような良い漫画を描く
・キャラかストーリーどちらかで強く惹きつけるような魅力ある作品を作る

をやるのは当たり前です。
一話一話が勝負だと思い、「いかに買ってくれた人を楽しませるか」に腐心して作品を作っていかないといけません。
以前の章で書いたように、「いかに読者を楽しませるか」を日々研究して作品の質を上げていく必要があります。

そして、そういう良い作品を作っただけでは、今の時代漫画は売れません。
というか、昔から「作品としては良かったのに、いまいち知名度が低くて売れずに終わった漫画」は世の中には沢山あるのです。

「魅力ある漫画を描く」と同時に、「その漫画の認知度を上げる方策をきちんと打つ」というのを欠かしてはいけません。
漫画家として食べていきたいなら、『この二つはどちらも欠かしてはいけない物』と肝に銘じてください。


漫画の知名度を上げる方法として作者が取れるのは「ブログでちょっとした短めの漫画を描いて不定期でアップし続ける」や「出すコミックの一部をブログなどで載せて読んでもらう」など、以前の章で紹介した方法があります。
漫画を気に入ってもらうには、やはり『読んで作品を気に入ってもらう』のが一番なのです。
無料で作品や作中のキャラに触れてもらえるような場を設けるべきです。
そういうのにブログを使わない手はありません。

また、最近は電子書籍市場で一部の漫画の一巻が100円くらいの激安価格だったり、期間限定で無料で配布される事もあります。
一巻を安く(あるいは無料で)配布するのは一見損をしているように見えますが、それによって作品に触れてその漫画を気に入ってくれる人を増やせるなら、その損は簡単に続刊の売り上げで取り戻せるのです。
また、安いからこそ通常の何倍も売れて、結局一巻だけ見ても作者の儲けは増える、という事もあります。
なお、一巻は期間限定といわず、ずっと安い値段で販売し続けた方がいいでしょう。

ただし、一巻だけでなく、何巻にもわたって漫画を期間限定で安く売るというのはやめておきましょう。
最近は、一部電子書籍サイトで、たまに複数巻にわたって安値販売セールをやってるのを見かけますよね。
「期間限定で、全巻がなんと50%や70%OFF!!」みたいに。

これをやってしまうと、すでに漫画を通常価格で何巻も買ってくれた読者に「損をした」と思わせてしまいますし、「今後この作者が出す漫画は、どれも後で安くなるんじゃないの?」と思われてしまい、以後出すコミックの売り上げを大きく落としてしまう事になりかねません。
安値販売で一時的に売り上げが伸びても、それで今後の売り上げを低下させてしまったら意味がないのです。
安く売るのは、シリーズ漫画の最初の一巻だけにしておくべきです。

一巻を無料や安く配布する以外にも、その漫画がこち亀などのように一話完結で構成されているような漫画の場合は、漫画の販促のためにより抜きのエピソードを集めた巻を出し、それを「お試し版」や「選り抜き版」という形で無料や100円という安い価格で配布するのもいいでしょう。
続き物のストーリー漫画でも、箸休め的なエピソードがあるでしょうから、そういう部分をまとめた巻を安く(あるいは無料で)出してキャラを気に入ってもらうのでもいいでしょう。
(できれば巻末に、映画のプレビュー版みたいに、カットを寄せ集めて本編ストーリーやキャラをダイジェストで紹介するページも収録しておくとコミックの販促になるかと)

選り抜き版を出す場合は、すでにコミックを買ってくれた人が間違って買わないよう、「この巻はより抜き版です。内容の一部は既刊と重複しています。」という商品紹介は忘れないようにしてください。


以前の章でも紹介しましたが、漫画を出す場合、1巻で終わる単巻型の漫画を何冊も出していくよりも、同じキャラが何巻にも渡って登場する通常の続き物の漫画を出す方が、本は売れるのです。

夕凪の街 桜の国
星守る犬

のように、単巻型作品でも売れた漫画もありますが、こういうのは基本的にキャラが一冊ごとにリセットされるため、以後に出す別作品の売り上げ増にはあまりつながりません。
(もちろん、これらの作品を読んで作者の別作品に興味を持って買った人もいるでしょうが)

何巻も続いている作品の方が、色々なエピソードでキャラをより気に入ってもらえますし、一度キャラにはまった読者は続刊を望んで買ってくれるのです。

漫画で食べていきたいなら、ストーリーで楽しませるのも大事ですが、いかに魅力あるキャラ・エピソードを盛り込むかに特に力を入れた方がいいです。
キャラにはまった人は、その漫画の絵を描いてブログや絵投稿サイトなどでアップし、より多くの読者を呼び寄せてくれたりもするのです。
魅力あるキャラにするには、「外見」「言動」だけでなく、いかに作中にそのキャラを親しませるエピソードをきちんと盛り込むか、そのエピソードが読者の心を動かすかが大事です。


このような感じで、漫画で食べていくつもりの方やすでに今現在漫画家として頑張っている方は、『作品の質向上』に気を配るのと同時に、『その漫画を売るためにできる事は全てやる』ようにすべきです。

雑誌連載作品の中には、出版社に本を売るのをまかせっきりで、漫画家自身はブログなどを有効に活用していないケースを多々見かけます。
本を一冊でも多く売るために、ブログの方で漫画の一部を読ませたり、描きおろし漫画やイラストを不定期にアップし続けたり、出版社に「電子書籍版の一巻だけ安く売って作品を気に入る人を増やせないか」と話を持ちかけるべきだと思うのです。

ましてや、出版社に頼らず個人で漫画を出して食べていく場合は、もっとそういう事にきちんと気を配らないと食べていけません。

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第57章・その他のお金の稼ぎ方

<第57章・その他のお金の稼ぎ方>

自宅でできるお金稼ぎ方法については、今まで紹介した方法以外にもまだあります。

以下は、それぞれ単体で食べていくのは難しいと思われますが、サブの収入目的でやってみるのも良いかもしれません。
ただし、その分の時間が取られるため、他の部分の収入が落ちるリスクはあります。


・デジタル原型師としてお金を稼ぐ
フィギュアの原型については、最近はPCソフトで原型の3Dデータを作る事が少しずつ増えてきました。
zbrushなどのスカルプトソフトを買って、造形の腕を磨いていけば、オリジナルのキャラクターの3Dデータを3Dプリンターを持っている人向けに売ったり、企業から版権キャラのフィギュアの原型製作の仕事をもらってお金を稼ぐ事もできます。
(版権キャラのフィギュアを企業や著作者の許可なく勝手に作って売るのはアウトなので注意してください。)

現段階では個人用3Dプリンターの精度はあまり高くありませんが、年々これは向上されていきますし、「形状のプリントアウトは高性能プリンターを所有している企業が行い、それをユーザーの元へ発送する」という形態も増えていくでしょう。

ただし、zbrushや、その他の造形ソフト(スカルプトソフト)は、そこそこ値段が高く、初期投資が結構かかるのが問題ですが。
最初は無料のsculptrisで造形に慣れてから、「原型製作は自分にあっている」と思った場合に業界標準ソフトであるzbrushを買うのをお薦めします。
sculptrisは無料なので、「自分は造形には向きそうもない」と思ってやめる場合も、失うのは時間だけですみます。
(実際は、『時間=金』だったりしますが)

フィギュアは言語関係なく世界で通用するため、3Dプリンター向けに魅力あるオリジナルフィギュアや、メカ・オリジナルの車や乗り物などをデザインしてデータを売ると、意外に世界規模で売れて販売数が伸びるかもしれません。
ただ、やはり海賊版として3Dデータが違法にコピーされて頒布されるリスクはあります。


・スマフォやタブレット用にデジタルフィギュアアプリを販売する
3DCGソフトやスカルプトソフトでデザインしたオリジナルの3Dキャラフィギュアをunityでアプリ化し、iOSやandroid端末用に100円とかで「デジタルフィギュア」として売ってお金を稼ぐ方法もあります。

リアルのフィギュアは根強い人気がありますが、一体5000円から一万円(あるいはもっと)し、お手軽に買えるとは言えません。

スマフォやタブレットはどんどん普及台数が伸びていき、また性能もアップしていってますが、これを使って「買い安い値段の『デジタルフィギュア』を売って金を稼ぐ」というのをやってみるのも面白いでしょう。
実際のフィギュアよりクオリティは落ちるとはいえ、100円とか200円くらいの安い値段なら結構数が売れるかもしれません。

手順としては、3DCGソフトでオリジナルの魅力あるキャラをデザイン・モデリング・テクスチャリングし、ポージングのためにボーンも入れ、ポーズや表情も何種類か作成しておきます。
作った3Dデータをunityに持っていき、unity側で光源位置や視点位置、ポーズや表情も変更できるボタンなどのインターフェイスを追加してiOSやandroidアプリ化すれば、「ポーズや表情の変えられるデジタルフィギュアアプリ」のできあがりです。
unityにあまり詳しくなくても、こういうアプリはわりと簡単に作成できます。

キャラが動きまわるアプリもいいですが、それだとハードルが高くなるため、「ポーズや表情を多少変えられるがキャラは静止している。そのかわり100円と安い。」という風にしておくのが良いでしょう。

既存のアニメや漫画のキャラを勝手にデジタルフィギュア化すると著作権違反になるので、あなたオリジナルの魅力あるキャラをデザインしないといけませんが、きちんと魅力あるキャラを作っていければ、こういう「デジタルフィギュア」をシリーズ化して安定した収入を獲得できるでしょう。

フィギュアアプリの場合はアイコンだけで操作を類推できるようにしておけば、日本だけでなく海外の人も買うようになり、ワールドワイドでそれなりの数売る事ができます。


・在宅アシスタントとしてお金を稼ぐ
漫画の作画は、今はネットを介して遠く離れた場所にいる人が在宅でアシスタントをして手伝えるようになっていたりします。

背景や小物、モブ(背景キャラ)、背景効果の作画練習を繰り返してアシスタントとして使い物になるほど技術を磨いたら、在宅アシを募集している漫画家の手伝いをしてお金を稼ぐのもいいかもしれません。

ただ、在宅アシは時間を拘束されて自由な時間が減ります。
また、あまりないのですが、漫画家によっては稀にトラブルが発生して、本来払われるべき給料が未払いのままになってしまう事もあります。
もし在宅アシをやる場合は、己の技術が未熟なために漫画家に迷惑をかけてしまわないよう、しっかり上達してからやるようにしましょう。


・Tシャツやその他のグッズの図柄を考えてお金を稼ぐ
『オリジナルのTシャツを作って販売できる』というサイトが、世の中にはいくつもあります。
作者はTシャツにプリントする絵のデザインを考えるだけでよく、サイトはその絵を客からの注文が来た時にオンデマンドでシャツにプリントして売ってるわけです。
商品が売れた時だけサイトが手数料を抜いて作者に売り上げの一部を渡すという仕組みになっているため、作者側は登録などの手数料はかかりません。

実際にこういうオリジナルTシャツ販売サイトで色々なデザインのシャツを作って登録してみるとわかると思いますが、「時間をかけて色々な図柄を登録しても、ほとんど売れなくて、時間だけ取られたように感じる……」という事がほとんどです。
中には、奇をてらって、政治家や有名人の顔などを勝手にイラスト化したオリジナルTシャツを作って注目を集めようとしている人もいますが、これは明らかに肖像権侵害で、後で関係者から訴えられ賠償金を請求されるリスクがあるのでやめておきましょう。

頑張って時間をかけてオリジナルのTシャツを作っても、知名度がないため、ほとんどは見向きもされずに終わってしまいます。
こういうオリジナルTシャツ販売サイトは、どちらかというと、漫画やイラスト、小説で食べていく人がサブで利用すべきところです。

あなたの漫画やイラスト、小説でそこそこ人気があるものを、このサイトでTシャツの図柄として登録すると、ファンがシャツも買ってくれて儲けが増えたりするのです。
あなたの作品のうち、すでに知名度がある作品の絵を流用してシャツの図柄にしたり、このサイト用に新規に描きおろした絵を登録すると、そこそこの販売が期待できるのです。
(当然、あなたの公式サイトで『このサイトでTシャツを売っています』と、きちんと告知しておくべきです。)

サイトによっては、オリジナルの図柄をプリントしたTシャツだけでなく、マグカップやスマフォ用ケース、その他色々なグッズに自分が描いた絵をプリントして販売できる物もあります。

参考:クラブT
http://clubt.jp/


上記のような金稼ぎ方法の他には、「自宅でできる内職」みたいな感じの仕事もありますが、残念ながらこういうのは時間を取られるくせに稼ぎが悪く、時間を持て余している人が小遣い稼ぎ程度にお金を稼ぐならともかく、食っていくためにやるのに向いた仕事ではありません。
また、いわゆる「内職商法」みたいな感じで、その内職をやり始める前に色々な物を無理やり買わされたりし、しかも実際は仕事がなかなか来なかったりして、逆にマイナスになるのもあるので注意してください。

次章・漫画を売るためにやるべきいくつもの事
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